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FX自動取引のための時系列分析・信号処理・戦略ブログ

2023-01-01から1年間の記事一覧

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(15日目):素晴らしいお手本「ClojureRS」とGitHub workflow

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の15日目です。 ClojureRS Sci-LispはClojureライクなシンタックスを持つので、字句解析・構文解析・評価などどうしようかなと考えていた時、素晴らしいリポジトリを見つけました。 github.com ずばり、「ClojureR…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(14日目):VSCode拡張機能のリリース

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の14日目です。昨日ロゴを作ったこともあり、シンタックスハイライトを行うだけのシンプルなSci-Lisp用拡張機能を作成しました。 VSCodeの拡張機能リリースについては次のページに手順が書いてあります。 https://…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(12・13日目):ひとやすみ(ロゴの作成)

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の12・13日目です。本業が忙しくてなかなか進めません。現在はRustによるLisp実装のリポジトリを読解している最中です。 名だたるOSSには必ずロゴがあるので、やる気を出すためにロゴを作成してみました。 Sci-Lis…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(11日目):GitHub Copilotの威力

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の11日目です。乗り遅れ気味ですが、GitHub Copilotのライセンスを入手したのでRustによる字句解析を行うコードを書かせてみるなどしました。 正直、「AIが書くコードなんて信用できないわ」と思っていたのですが…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(10日目):方針大転換!Rustで実装することに決めた

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の10日目です。表題の通り、Sci-Lispの実装はC++ではなくRustで行うことに決めました。理由を列挙していきます。 C++は後方互換性を保ちつつ機能追加されてきたため、仕様が巨大すぎる。 Rustは後発でC/C++を代替…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(9日目):C++によるクラスと出力の定義(基本型)

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の9日目です。C++を勉強しつつSci-Lispの基本型の実装をしました。以下にコード例を載せます。 #include <cmath> #include <iostream> #include <limits> #include <regex> #include <string> #include <iomanip> #define STR "str" #define REGEX "regex" #define B</iomanip></string></regex></limits></iostream></cmath>…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(8日目):文法の厳選

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の8日目です。昨日の記事 で文法の厳選をすることをまずやるということで、今日は文法を厳選して用例を作成しました。 GitHubのREADME.mdの下部に、Language Overviewとして用例を掲載しました。 github.com サン…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(7日目):時間との闘い

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の7日目です。言語自作は趣味で行っているため、本業と違って締め切りがありません。しかし、プロトタイプを作るのに5年もかかっていたら、多くのものを無駄にしてしまいそうです。ここは、はっきりと半年でβ版ロ…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(6日目):型(1)

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の6日目です。型について考えます。 手軽さで人気のPythonやJavaScriptなどのスクリプト言語も、型アノテーションを導入したりTypeScriptが現れたりと、型のありがたみが再評価されているところです。特にデータベ…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(5日目):組み込み関数スクリーンショット集

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の5日目です。実装に先立ちどのような組み込み関数を用意しようかなと考えています。このあたりは、まずコアだけを実装してから標準ライブラリとしてモジュール的に追加していくのが筋だとは思うのですが、自分の…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(4日目):キーワード

chaploud-blog.hatenablog.com Sci-Lisp自作の4日目です。3日目に紹介した、「インタプリタの作り方」という本を先にすべてやり終えてから、という気持ちを抑えつつ今日の記事です。(なぜなら、大概こういったものはやり終える前に熱量が冷めてしまうから)…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(3日目):言語開発のロードマップ

chaploud-blog.hatenablog.com github.com Sci-Lisp自作の3日目です。もともとはネット上の情報を拾い集めて言語(とそのインタプリタ・コンパイラ)を作成をしようとしていたのですが、ちょうとAmazonのブラックフライデーに以下の本が推薦されて出てきたの…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(2日目):VSCode拡張機能開発・正規表現との格闘

Sci-Lisp開発の2日目記録です。 GitHubにも上げているとおり、まずは言語のexampleを考えました。 github.com いずれ、字句解析・構文解析をすることになると思われるので、まずはVSCodeでSci-Lispシンタックスハイライトをできるようにしておきたいと思いま…

【MQL5 Weekly】ADXを用いた戦略の紹介

以前の記事でも紹介したことのあるADXを用いた戦略の紹介です。 自分は専らUSD/JPYを研究しているのですが、2023年11月は1方向に相場が大きく動く機会が多かったように思います。 このような相場の場合、トレンド指標が有効なので、トレンド指標の一つである…

科学技術計算用プログラミング言語:Sci-Lispの自作(1日目):計画

私はLispという言語に興味があり、Common LispやClojureという言語を趣味の範囲で学びました。これらの言語に美しさや楽しさを感じると同時に、Pythonのような科学技術計算のエコシステムが欲しいなと感じたり、C++のような高速性が欲しいなと感じたりしまし…

相場の状態が分かっている場合の取引戦略

前置き FXにおいて相場の状態は大きく4つに分けられます。 レンジ ゆるやかなトレンド 急なトレンド 急変(スパイク) これらはどの時間軸で見るかによって変わってきますし、エントリーした直後から他の状態に移行することは多々あります。 本記事ではひと…